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「愛される1時間」

 

 

仮に、あのひとが

 

1時間

 

愛してくれるなら

 

その対価として

 

いったいなにを

 

支払うべきか。

 


19世紀のアメリカ。

いまでいう「ひきこもり」のような暮らしの中で詩作に没頭し、

56年間ほぼ自室にこもり、孤立した世界で書き続けた詩人

エミリー・ディキンソンの詩世界を。


「愛される1時間」エミリー・ディキンソン|新訳 世界恋愛詩集|菅原敏/久保田沙耶|cakes(ケイクス)

 

 

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CAKES(ケイクス)にて連載中

『新訳 世界恋愛詩集』

https://cakes.mu/s/u4AoK

 

【あとがき/エミリーとあのこのこと】


ものづくりに携わるなら、孤独と共に生きる時間が必要なのは、いまも昔も全てが同じ。分かっているのに、俺にはいまいち我慢が足りない。

生活なぞには目もくれず、強い魂で創作に向かっていたであろうエミリーは、俺の近くにいたあの人と、同じ魂を持っている。

死ぬまで生家の自室に閉じこもり、一生を独身で過ごした56年の生涯を、ただ詩作のみに捧げた彼女の人生。生きてる意味をそこにしか見いだせなかったこと。

自分だけの内面世界に生きる頑な姿勢と、ひりひりした痛みが、彼女の詩世界から伝わってくる。そして、やっぱり、俺には我慢が足りない。